今しかできないことを、今やる

二次試験の勉強をしていると、どうしてもテクニック的な話がでてきます。
僕はそういう話が好きなタイプです。



診断士はコンサルタントの素質を測るための試験なので、設問をテクニックで解くのではなく、
診断士として事例の企業を分析すべき、みたいな話が意識高い系の受験生から出てきますが、
僕には、そんな難しいことできないって思っていました。



だから、僕はひたすら受験勉強としてテクニックを使いながら問題を解いていました。
ただ、テクニックだけでは当然合格なんて出来ません。
1回目の受験の時は、テクニックを意識しすぎてテクニックをどう使うかみたいなことになって
いました。
当然落ちました。確か、AABCでした。
事例4はテクニックとか関係ないので、テクニックに頼りまくった事例1〜3は、それでも及第点だったのかもしれません。



2年目で考えたのは、なぜそのテクニックが生まれたのかです。
テクニックは誰かが、「どうすれば安定した答案が書けるか」を過去問を分析しながら考えて生まれてきた方法です。
テクニックの使い方、そのテクニックはなぜ有効なのか、そんなことを友達に説明しているうちに、すこしずつ答案が書けるようになっていました。
人に説明しているうちに、なんでそれをやるのかとかそういうのが、理解出来ました。
テクニックをやることで、実は事例の企業を客観的に分析するということをできるようになっていました。



結果的に意識高い系の人が言ってることと同じ事ができてる状態になっていたんだと思います。

テクニックって結局、事例の企業をその事例に合わせた切り口で分析してるわけなので、そういうことです。



いまはまだ4月で本格的に二次試験対策は始めていない方が多いと思います。
僕も5月まで結婚式の準備で勉強どころではなかったです。
授業にいくのもままならないみたいな、感じでした。


そういうところからいうと、いまは焦らずに、数をこなすより、
とにかく時間を使って考えて下さい。



考える対象は設問の答えではないです。
自分の弱点とか、テクニックが実質的になにをやってるのかとか、点がとれなかった理由とか、
そういうところです。

なんで、なんでって悩んでいるうちに、見えてくるものは多いと思います。
なんか、まとまってないですけど、今のタイミングは考えることに時間使ってみて下さい。

夏以降はどうしても気持ちの焦りとも相まって、なかなか考えるとか悩むとかに時間使えなくなりがちです。
数をこなせば弱点は克服できるとか、安易にごまかしがちになります。
気分は紛れるかもしれませんが、合格への近道ではありません。



今だからこそできることを大事にして下さい。
僕はそれが「時間をかけて考える」ということと、思います。




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