診断士試験に合格して思うこと。

今日は、診断士試験に合格して思うことを書きたいと思う。

結論は、何も変わらないということ。
試験勉強からは解放されるが、別に合格することにより何かができるようになる訳ではないし、
転職で向かうところ、敵なしになるわけでもない。

勉強仲間や資格試験に詳しい人からは、おめでとうと言われるけど、それだけ。
普通の人からの反応は決まって、「なにが出来るようになるの?」「診断士?なにそれ?」
という感じ。

でも、この反応は大事にしないといけないと思っている。

どういうことかというと、
診断士試験は一応、難関資格の部類だし、勉強してみると内容は難しいので、
合格すると「自分すごい」とか「自分、周りとちょっと違う」みたいに有頂天気味になりがち。
実際、受験生の頃の自分も、短期合格者のブログをバイブルの様に読み、自分よりできる人を羨み、負けない様に努力していた。

で、そういう「短期合格はすごい」とか「難関資格に合格した」みたいな感覚はあくまで「診断士」という囲われたコミュニティに限られた話で、
「社会」(こういうと、とても子供っぽい表現になってしまうが)という広い世界にそのまま持ち込むと、ただの「いたいやつ」になってしまうということである。
研究会への参加権が試験に合格すれば、手に入る訳だけど、そこのなかだけで診断士活動をやってるようでは、とても残念な感じがする。

資格というのは「資格がないとできない仕事がある」という場合以外は往々にして、単なる自己満足に終わりがちだなと思う。

自分は合格後、主体的に動いて自分から環境を変えてみせると思っているあなたなら、こんな資格に頼らずとも新たな道は切り開けると思う。
頑張ってください。


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