中小企業診断士 一次試験について

昨年、中小企業診断士試験に合格しました。
今回と次回で診断士試験の一次試験、二次試験で
それぞれ気をつけていたことを書きたいと思います。

まず、私の受験歴を簡単に説明します。
私は一次試験1回、二次試験2回の受験歴があります。
合格後に振り返ると、一次試験は思惑通り、二次試験は苦戦した、という風な印象です。
以上を踏まえて、今回は一次試験について書きたいと思います。

1.アウトプットを意識する
最も重要なことです。独学であれ、通学であれ、まずテキストのインプットから始める方が
が多いと思います。この時、テキストの内容を理解するということは前提条件として、それだけで
終わってしまったら、試験には合格できません。
理由は、簡単。試験ではテキストに書かれている知識を単純に問うような問題は出ないから。
じゃあ、どうすればいいのか。そうです、アウトプットとして問題を解くわけです。
テキストで身につけた知識がどのように問われるかを確認すると共に、どのように使うのかを確認してください。
アウトプットに使用する問題集は、自信があるのであれば過去問。
まだ理解が不十分で過去問が解ける自信がない場合は、練習問題集(TACでいうスピード問題集)。
僕は経済だけどうしても過去問から取り組むことができなかったので、練習問題で基本的理解を積み重ねた上で、
過去問に取り組みました。

2.ピークのコントロールする意識を持つ
これはスケジュールを逆算するとか、そういった話に近いかもしれません。
本試験の日に自分の知識のピークをもっていくように勉強するということです。
具体的に私がやっていたのは以下のような感じです。
①問題集に解いた日と正解したか、不正解だったかをメモする。
②正解、不正解の比率で自分の不得意な分野を認識する。
③不得意な分野を重点的に解き、潰しこむ。
④試験直前まで不得意な分野、知識で詰め込みたい分野を絞り込む。
⑤試験直前にそこを重点的に解く。
こんな感じでやっていました。
本試験の当日にはどの分野を確認するか、前日は何をやるか、
など1週間前は、自分の得意、不得意を認識しておくことが大事だと思います。

3.復習しやすいようにしておく
一次試験には7科目あり、一度で頭にいれることは不可能です。
かといって、他の科目の学習をしてる間に以前勉強した科目の復習をするというような
余裕は私にはありませんでした。
そこで常に意識していたのが、忘れた時に思い出しやすいように
テキストに関連知識や考えたことをメモ書きするということでした。
ものすごい勢いで忘れていくので、別の教科を学習している時に他の科目の話をしているのを聞くと不安になっていましたが、
5月以降の復習の時期にはスムーズに記憶の想起ができました。

以上です。
今の時期は、一回転目でそれぞれの科目に集中して基本的な理解を深めるのが、
とにかく大事です。

頑張ってください。







と、いうわけで今回は一次試験についてです。